今週導入が始まったパチンコのライトミドル機「P緋弾のアリア4〜緋弾覚醒編〜」が全国平均の速報値でアウト44000発超と高稼働している。
遊タイム搭載の1種2種混合機だが、大当たり中の一部でストックタイムに突入し、大当たりをストックしながらループするという特殊なスペックで、ライトミドルながら一撃性も備えている。
当研究所はスロットに特化しているが、スロットに影響がありそうなパチンコは実戦して確認している。
本日、「P緋弾のアリア4〜緋弾覚醒編〜」をホールにて実戦してきた。
■低確率 1/199
■高確率 1/73
■強襲任務突入率
特図1:50%
特図2:100%
■RUSH突入率:約63%
■RUSH継続率:約80%
時短回数 50回or100回
■ヘソ大当り時(特図1)
3R(50%)時短100回 390個
3R(50%) 時短50回 390個
■電チュー大当り時(特図2)
10R(図柄) (0.5%)1300個
10R(V) (49.75%)1300個
3R(49.75%) 390個
右打ち中の大当りの約25%はLIGHTNING BULLET CHANCEに突入。
ストックに成功すれば(期待度約40%)、継続率約87%のV Attack STOCK TIMEへ突入する。
筐体には拳銃の役物、上部には非常に大きなパネルが搭載されている。
パネルはデータ表示機を隠してしまうほど大きい。
初当たりは投資18000円目。
覚醒はしなかったが、そのまま大当たり
6で当たって、再抽選で7に。
この初当たりの7を引けるかどうかが非常に重要。
7なら終了後は1/73のST100回に突入する。
7以外でも終了後は50回の時短に突入するが、その間の大当たり確率は1/236で引き戻せる確率は19%しかない。
初当たり時は3R
確率1/73のST100回に突入
残り10回転で何とか大当たり。
大当たり後は3Rか10Rかのジャッジが行われる。その振り分けは1:1
この大当たりは10R。
ここで「HOLD」の文字が出現すれば、ストックタイムの突入チャンスとなる。
ストックタイムの突入チャンスは右打ち大当たり時の25%
この後のSTで再度10R当たり
今度は3R当たり
再度10R当たり。
そして、ここで待望の「HOLD」の文字出現で、ストックタイムのCZに。
このチャンス中は、右打ちを止めてはいけない。
この時計出現中は内部的に電チューの開放抽選が何度も行われているため、ずっと打ちっぱなしにすつ必要がある。
このチャンスゾーン中のストック率は約40%だが見事にストックを獲得した。
これでストックタイムに突入。
すでに先ほど獲得した大当たりは1個保有した状態。
ストックタイム中もずっと打ちっぱなし。
そして、ストックタイム中にさらにストックを獲得。
よく分からないが2個貯まっている。
規定時間を過ぎると、ストックが放出され大当たりラウンドに突入。
ここでも3Rか10Rかの振り分けがあり、ここで10Rを引けないとなかなか出玉も伸びない。
ストックがあるうちは再度ストックタイムに突入する。
規定時間を消化して、再度ストックに当選すればループしていき、ストックが切れると、ST100回に戻る仕組みだ。
ストックタイムで計4個の大当たりを放出して、ST100回に戻った。
ストックタイムが終わってもST100回で、引き戻し率が約75%のため簡単には終わらない。
STに戻ってから計3回の大当たりを引き戻してSTを抜けて終了。
約8500発の獲得だった。12回のうち10Rが5回と少し引き弱の結果だ。
ここで実戦を終えた。
通常時は、無意味な弱いリーチは少なく、リーチの信頼度のバランスもライトミドルにちょうどよい感覚だった。
本機はストックタイムに突入させることができるかどうかにかかっているが、そのストックタイムを体験できたかどうかで評価が分かれる台だろう。
大当たりの50%でST確変100回に突入し、そのST中の大当たりの25%でストックタイムのチャンスに突入し、チャンス中の40%でストックタイムに突入する、と書くと非常にハードルが高い印象を受けるが、初めの1/2さえ突破すれば、STのループが75%あるため、ST連しているうちにストックタイムに辿り着くというイメージだ。
ストックタイム中は、ストックと放出を繰り返すが、ストックが切れても、ST100回に戻り75%でまた大当たりを引くことができる。
ストックタイム中のループはおまけの無敵ゾーンといった感じで非常にお得感があった。
少し前に登場したPアイドルマスターもストックの概念を搭載していたが、同機ではストックできないと損をした感覚になり、ストックできても1個か2個で、大連チャンのイメージが持てない台だったが、本機は「ストックタイムに入ればラッキー」という得をした感覚になり、終わらない連チャンのイメージを持つことができた。
ただ、大連チャンしてもラウンド振り分けで3Rばかりだと出玉は伸びず、3Rが連続した時はストレスを感じた。
本機の初動が好調な理由は、機種特性も一因だろう。
ライトミドルの遊タイム搭載機のため、データカウンターでの天井は600回転または550回転と浅く、一度打ち始めると天井を意識してしまい、当選するまで打つため客滞が上がることが、高稼働のひとつの要因だ。
そして、ストックタイム中は、右打ちで止め打ちができないため、アウトが他の機種と比べると上がりやすい特性にもなっている。
ストックタイム中だけ打ちっぱなしにすればいいのだが、当たりと当たりの間も不安なので、慣れるまではずっと打ちっぱなしにしているプレイヤーも多いと思われる初動は特にアウトが伸びる傾向にあるのだろう。
中身の仕組みが複雑なため、誰でも打つ機種ではないが、ライトミドルの確率で一撃トリガーを備えている本機は、純粋に面白い台だった。
遊タイム天井も浅いため、スタート回数を高めにやれれば「遊タイムまで打つしかない」と思い、高稼働状況はしばらく続くのではないだろうか。
反対にスタートを辛くしてしまうと、遊タイムまでの投資金額が高くなると思ってしまい、500円~1000円だけ打って止めてしまうプレイヤーがほとんだろう。
甘く調整した方が、稼働が伸びて台粗利は多くなるパターンかと思われる。
客層は限定されるため多台数は必要ない台だが、1~5台の設置で、戦国乙女6と同程度の活躍は期待できそうだ。